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鬼門街|我々の住む世界、この日常こそ鬼門なれど

鬼門街

外道の歌+デスノート みたいな感じでしょうか

高校生の主人公。平和とは言えない高校生活を送りながら、愛すべき両親と日々日常を過ごしていました。

自分に災厄が降りかからないよう

なんでもないこの時を空気のように気配を消しながら。

ある時、主人公はイヤホンで音楽を聴きながら眠りに落ちます。
いつものように目覚めると、そこには変わり果てた母の姿が。
連続殺人犯に自分の母を殺されてしまいます。
母は一人で自宅にいたわけではなく、自分も別の部屋にいたのに。
気付かない間に母を殺されてしまったことで自分を呪います。

深い悲しみが鬼を呼び、ある事件をキッカケに鬼=豪鬼に取引を持ち掛けられます。

「鬼の力を売る代わりに魂を売れ」と。

傷ついても瞬時に治癒する超回復力
動いているものも止まって見えるほどの超動体視力
そして鬼由来の超怪力

ただし、これらの対価として「死すれば地獄へ直行」

それでも魂を差し出し力を得た今、

母を殺した犯人へ自ら裁きを下すことはできるのか。彼は思いを遂げることができるのか。

この世の地獄、鬼門街に光を灯すことはできるのか—–

(あえてオブラートに包まずに表現するなら)胸クソ悪くなる作品です

誤解のないように言っておきますと、決して「最低だ!」などとコキおろしているわけではありません

作品自体素晴らしい。読むほどに引き込まれていきます。

作品冒頭、鬼のいる方角を鬼門と呼ぶとありました。

自分が思うに本を開いた瞬間からこそが鬼門でした。

言いようのない悲しみ、怒り、葛藤、切なさ、闇、、いろんな負の感情が入り交ざり、ドス黒いモヤモヤしたものがまとわりついて離れなくなります。

現実世界は理不尽なこと、悲しい出来事、目覆いたくなるような悲惨な日常が多すぎます。

この作品の中でも、いじめ、殺人、強姦、自殺、育児放棄・・・など様々な問題が起こります。

被害者、家族、友達、周辺の人間も言いようのない悲しみ・怒りに囚われ、この現実世界こそ地獄ではないか、そんな気すらします。

そもそもなぜこのような世界観の作品を生み出したのか、この作品で作者は何を訴えたかったのか。

第一巻目。作者によるあとがきを読んでわかりました。

作者自身、親友を悲惨な事件で亡くしていました。

この作品から受ける怒り、悲しみの根源はすべてそこにあるのだと、1巻目を読み終わって理解しました。

今後の展開は、ヒーローによる勧善懲悪作品にならないかもしれません。

主人公はこの世の地獄を救えないかもしれません。

それでも日々日常をのんべんだらりと暮らしている人々に、自問自答しながら読み進めてもらうだけの価値がある、そんな作品だと強く思います。

電子書籍の試し読み

BookLive 11ページ
コミックシーモア 11ページ
eBookJapan 17ページ
BOOK☆WALKER 11ページ
DMM電子コミック 7ページ
ソク読み 51ページ
yahooブックストア 51ページ

1巻目は200ページあります。その1/4を読めるyahooやソク読みは便利ですね。

現在の最新巻は4巻です。様々な鬼が登場し、強力な鬼も出てきました。

今後の展開が楽しみです。

事件の描写が難しいものの、「鬼の力を得た主人公による勧善懲悪作品」として脚本家が無駄にコネコネすれば実写化もあり得ると思います。

この鬼門たる世界観が損なわれるのは残念ですが。

物騒な世の中。自分も鬼になる、そんなアクシデントが現実に起こらないことを切に願います。。

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